姿勢は鍛えるだけでは良くならない

姿勢を改善していくにあたり
骨を支える筋肉の状態が大切ですよね。
けどストレッチとトレーニングだけでは
なかなか改善しないのが姿勢です。

姿勢は無意識に制御されているからです。
つまり、ずっと『姿勢を正して』と
意識しながらデスクワークをすることは
不可能ですよね?

だから気づくと背中が丸まってしまう。

では何をすればいいの?

そこを簡単に書いていこうと思います。

目次

反射で姿勢は制御されている

想像してください
暑いお鍋のアツーイところの触れてしまった時のこと
気付いたら手を鍋から遠ざけて逃げてますよね。
これが反射になります。

この反射の機能を使用して姿勢を制御しています。
一輪車乗っている時、片足立をしている時など
バランスを取らなければいけない時もそうです。
反射の連続でバランスをとっています。

姿勢もバランスをとっているということになります。

大事なセンサー

はい、ではこのバランス反射がちゃんと機能
していないから姿勢が悪いの?

そういうことになります。
ではバランス感覚とは何で維持されているのでしょうか?

体性感覚
・視覚
・前庭覚
前庭覚は自分の身体の傾きやスピード、回転を感じる感覚です。 受容器は耳の奥にある耳石器と三半規管です。)

この3つの感覚機能で維持されています。
目が悪かったり、筋肉が固まっていたり
関節に痛みがあったり、どれか一つでも
感覚機能が低下すると姿勢バランスは乱れ
安くなるということになります。

宇宙船のように様々なセンサーがうまく機能しなければ
機体の向き、進む方向を調整することはできません。

それと同じく人間の身体にも様々な精密なセンサー機能が
あり、それらが正常に働くことにより適切な運動や姿勢を
作り出すことができるわけです。


センサー機能の維持

はい、ではその全身のセンサーを
どう機能させるんですか?

簡単な結果から言えば
登山に行ってください。

はい??
心の声が聞こえました。

はい
登山には全てが詰まっています。

・塗装されていない、不安定な道を歩いて体性感覚への刺激
・登る時も下る時も、上を見たり下を見たり視覚への刺激
・坂道、平地、下り道、じゃり道、岩場、様々なシュチュエーションでの
前庭覚への刺激

これらが凝縮されています。
ぜひ、休みの日にまずは手軽な高尾さんへ行って
見てはいかがでしょうか?

山を降った後のご自身の姿勢の違いを
感じてみて欲しいですね。